企業が守るべきコンプライアンスとは
「コンプライアンスという言葉は広く用いられているが、具体的にどのような施策を企業として行うべきなのだろうか。」
「制度設計だけにとどまらず、社員のコンプライアンス意識を向上させていきたいが、どうすれば良いだろうか。」
コンプライアンスに関して、こうしたお悩みを抱えていらっしゃる方は少なくありません。このページでは、企業法務に関する様々なテーマのなかから、企業が守るべきコンプライアンスについてご説明いたします。
■コンプライアンスとは
コンプアライアンスとは、法令遵守とも訳される言葉で、企業が法令を守って事業を推進していくことをさします。企業のコンプライアンスの歴史を振り返ると、古くは公害問題などに対する対応がありますが、現在は、顧客への不正販売や横領などの問題が扱われるケースが多くあります。コンプライアンスが不十分な企業だと判断されることのレピュテーションリスクは大きなもので、顧客や取引先、投資家からも改善を促されることがあります。
■コンプライアンスの重要性
コンプライアンスは、企業にとって非常に重要な問題です。近年、名だたる大企業の不祥事がしばしば取り上げられており、企業活動に対しての市民の目は厳しくなっています。また、SDGs(持続可能な開発目標)やESGといった新しい企業価値の考え方が投資家の間でも普及しています。そのため、コンプライアンスの対象となるものは、法令に限られず、倫理観や人権意識、環境意識といったものまで拡大してきています。このように、コンプライアンスの重要性は日々増しているのです。
■企業のコンプライアンスを向上させるために
では、企業がコンプライアンスを向上させていくためには、どのような施策が求められるのでしょうか。施策としては大きく3つに分けることができます。
1つ目は、社内規則に対する施策です。内部通報制度や、ハラスメント防止規程など、社内規則を整備することで、ガバナンスを効かせることが、コンプライアンス向上につながります。
2つ目は、社員の意識に対する施策です。1つ目の社内規則を整備したとしても、現場の社員の意識が変わらなければ、不祥事が発生してしまいます。社員に対しての教育や、社員が相談しやすい環境整備に取り組むことが大切です。
3つ目は、社外に対する施策です。社内でコンプライアンス向上のためにどのような施策を実施しているか、対外的に一部でも開示することが効果的です。会社としての取り組みが評価されることで、コンプライアンスに対する意識が一層高くなります。
東京スタートアップ法律事務所さいたま支店は、埼玉県さいたま市大宮区を中心として、北区、西区、見沼区のほか東京都にお住まいの皆様から、広くご相談を承っております。
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弁護士紹介
Lawyer

弁護士 神尾 尊礼(かみお たかひろ)
- 所属
- 埼玉弁護士会
- 経歴
-
- 2004年3月
- 東京大学法学部卒業
- 2004年4月
- 東京大学法科大学院入学
- 2006年3月
- 東京大学法科大学院卒業
- 2006年12月
- 司法試験合格・司法修習開始
- 2007年12月
- 司法修習修了・弁護士登録
- 2007年12月
- 森・濱田松本法律事務所
- 2009年2月
- 法テラス埼玉法律事務所
- 2012年2月
- 彩の街法律事務所
- 2019年7月
- 弁護士法人ルミナス法律事務所
メッセージ
弁護士12年目の経験と再挑戦
弁護士になって10年以上がたちます。
まずは大手渉外事務所に入り、比較的強い立場からの事件を担当していました(会社、地主など)。次に法テラスに行き、全く真逆の、社会的弱者と言われる立場の事件を担当してきました(労働者、賃借人など)。その後自分の事務所を立ち上げ7年間、企業法務から家事(離婚や相続等)、刑事弁護等多くの分野を担当してきました。
携わった事件類型は、弁護士の中でもバラエティの多い方ではないかと思っています。2018年ころから、社会問題となるような事件を多く担当しました。他の専門家の話を聞く中で、1人でやることの狭さ、限界を感じるようになりました。そんな折、弁護士法人ルミナス法律事務所へ参画する機会をいただきました。私自身、やることは大きくは変わりません。自分の経験や知識を少しでも還元できればと思い、弁護士12年目の再挑戦を始めました。
事務所概要
Office Overview
事務所名 | 東京スタートアップ法律事務所さいたま支店 |
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弁護士名 | 神尾 尊礼(かみお たかひろ) |
所在地 | 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町一丁目266番3シンワKIビル2階 |
電話番号・FAX番号 | TEL:048-780-2545 FAX:03-6771-7266 |
対応時間 | 【平日】9:00~17:30 【定休日】土日祝 |